教科の特徴

 
 
 
 
 
 
 
 

教えるのではなく、考える授業。
 

教科の特徴

考える力をつけるのは、
知能訓練だけではありません

知能訓練

 子どもたちの考える力を伸ばしていく授業です。アメリカの心理学者J.P.ギルフォード博士(1897-1987 南カリフォルニア大学名誉教授)の知能構造理論に基づき、90通りの知能因子(思考方法)を1週間に一つずつ刺激をします。1年生から4年生まで90分授業で行います。子どもたちの意欲を引き出し、効果的な授業が行えるよう専門スタッフの二人指導で行います。子どもたちがパズルやプリント、ゲームなどに夢中で遊ぶことで、自然と考える力がついてきます。知能因子でいうと、全ての力を養います。
 

コリントゲーム製作

ゲーム工作

 ゲームに勝つためにはどうすれば良いか、作戦を考えることで思考力を養います。主にオセロ、五目並べ、将棋を行います。工作は、他の人と違うオリジナリティー出すことで創造性を養います。また、手先を使うことで脳への刺激をします。ゲーム工作の授業は1年生、2年生が行います。知能因子でいうと、評価力、拡散思考力、見通し力を養います。

素読

国語

 国語科においては、聖徳の子ども達特有の思考・感情あるいは意識といったものをもとに、言葉に先行する精神発達の成長課題を教材として設定しています。ここでいう「言葉に先行する・・」という考え方は、人が言葉を獲得し、表現したり伝えたりするなどといった機能を身に着ける以前にすでに頭の中で人として成長していくうえでの課題、たとえば、場をとらえる意識や様々な対人感情などが育ってきているという考え方であり、その課題を意識的に取り上げ、授業の中で各ねらいにそってみなで考え話しあい、文書としてまとめるなどを通し精神的発達を促すことを目的としています。それはまさに児童の生きていく力を育むものといえます。授業での話し合い活動、議論を通して、概念での評価力、拡散思考力、転換力を養います。

数学

 「算数」と言わずに「数学」と読んでいます。より深く、広く学ばせることを意図しているからです。十分時間をかけて考えていけるように、授業時間を90分にしています。また、二人指導制、習熟度別クラスを実施し、子ども達の力を最大限伸ばしていけるようにしています。6年生10月までに6年間の指導内容を終え、それ以降はまとめや発展的内容を行います。公式にあてはめるだけでは解けない応用問題や答えが一つだけではないオープンエンドな問題を考えることで、知能因子でいうと、 集中思考力、拡散思考力を養います。

 

英語

 本校の英語教育の特色としては、1年生から週1時間、3年生から週2時間、5年生から週3時間(内1時間は外国人教師の授業)の授業時間、日本語を原則使わない英語での授業、クラスを半分に分けて少人数での授業、習熟度別クラスでの授業があげられます。これらの教育システムにより、英語に親しむ、慣れるではない、本格的な英語力を養成します。将来、日本だけでなく、海外で力を発揮できることが目標です。コミュニケーションする力を養い、国際感覚を身につけることで、知能因子でいう概念力を養います。

理科

 本校では「生活科」を教科教育としては取れ入れずに2年生から「理科」として授業を行っています。観察や実験などの直接経験を重視しながら、科学的な見方、考え方を養うことを基本方針として指導しています。そのため、実験・観察を6年間で150回以上行っています。時には、かつて科学者たちが長い年月をかけて苦労に苦労を重ねて発見したり確認したりしたことを、児童にも同じように経験させることもあります。様々な実験、観察をし、結果を推理、予想していくことで、 評価力、集中思考力、拡散思考力を養います。

地理

 地理の授業では、「空間的な広がり」を把握することを目指しています。例えば2年生では、「川の絵巻物づくり」を通して空間的な広がりや鳥瞰図的視点を身につけていきます。高学年になるにつれ、場所と場所、国と国の関係などについて様々な角度から眺め、思考する態度を養成します、この態度こそがグローバル社会への対応する土台になっていきます。空間的な位置関係を考えることで、 図形での認知力、評価力を養います。

絵巻物づくり 平家物語 屋島の戦い

歴史

 本校では全国で唯一、歴史教育、地理教育としてカリキュラムを組んでいます。それは中学校で習う学習の前倒しではなく、「昔話を聞いて場面絵を描く」ということから始まり、「人物伝学習(人物の一生と社会との関わり)、そして、日本通史と学びます。修学旅行では授業で学んだ吉田松陰ゆかりの地を訪れます。歴史的な転換点の要因や背景を考えることで、概念での見通し力と転換力を養います。

 

美術

 造形への関心を高めるような様々な素材を使ったカリキュラムを実践することで、感性を高め、創造性を育みます。作品の鑑賞及び物作りを通じて手を動かすことの楽しさや、表現することの奥深さを体験させます。日々の生活の中での感動や自由な発想を色や形で形象化していきながら、豊かな心と個性を育てていくことを目指します。自分の持っているイメージの世界を表現していくことで、図形での拡散思考力を養います。

 

音楽

 様々な音楽活動を通して得られる豊かな音楽体験、音楽の持つ芸術的特性である美的感覚体験の分かち合いを大切にしながら、その体験から生まれる心の解放感、協調性、社会性、創造性、探究心などを活かす授業を展開しています。音楽が豊かな自己実現に活かされ、働く力となるよう留意しています。楽器演奏を通して行動での認知力を養います。

 

体育

 小学校で育てる力として「調整力」を掲げています。運動技能が効果的に伸びるよう、発達段階に応じた内容を行っています。体育を通して自主的・主体的な活動を導き、一人ひとりが自分の得意とする種目を伸ばし、その中で創造性の育成や能力の限界に挑戦してきます。体力、運動能力を伸ばしていくだけでなく、行動での認知力、評価力、拡散思考力をを養います。
 

 

家庭科

 5・6年生の家庭科の授業では、衣食住に関する体験を通して日常生活に必要な知識や技能を身につけていきます。様々な活動の中にも、子ども達の個性を生かし、創意工夫する力を発揮できるよう指導していきます。子ども達は楽しみながら学び、家庭生活を大切にする心情を育んでいきます。調理実習、裁縫実習を通して、行動での認知力、評価力を養います。

鉄道研究部

 

クラブ活動

4年生以上の児童は一つのクラブに所属し、活動を行います。

文化部

器楽部
ゲーム部
工作部
鉄道研究部
パソコン部

運動部

野球部
サッカー部
バドミントン部
バスケット部
 

委員会活動

4年生以上の児童は一つの委員会に所属し、活動を行います。

児童会
生活委員会
気象観測委員会
保健委員会
放送委員会
体育委員会
図書委員会
飼育委員会
園芸委員会
 

数学特研 ロボット製作 マインドストーム

特別研究

 本校の児童は知的好奇心や意欲が旺盛で、好きな教科に対して踏み込んだ学習の意欲が育まれていきます。そこで、56年生を対象として特別研究の時間を設け、規定の学習の枠にとらわれずに児童の創意工夫を活かした自由で大胆な研究学習を指導し、一人ひとりの個性や能力を伸ばします。児童は次の教科から興味に応じて選択します。

国語特研
数学特研
英語特研
理科特研
地理特研
歴史特研
家庭科特研
音楽特研
美術特研